SSブログ

どうなるか、米アリゾナ州知事選

アメリカのアリゾナ州知事選挙が面白い。

開票に時間がかかっているが、これまでのところは意外にも、地味な印象だった民主党のKatie Hobbs候補がリードし、じわじわとその差を広げてきた。

現時点の最新情報で、共和党のKari Lake候補に3万票以上の差をつけている。

ところが、劣勢の(ように見える)Lake候補は、一貫して「100%自分が勝つ」と断言し、自信満々なのである。

TVでも繰り返し、そう主張している。

確かに、今後の開票分は共和党のほうに多く票が入る可能性が高い、という指摘は複数のメディアで見られる。

しかしそれにしても、「100%」とまで言い切ってしまうのはスゴイというか、なんというか。

常に自信満々で、メディアに対しても媚びることなく、記者の面前で猛烈なメディア批判を展開。一方で、TV番組にリモート出演する際には、「まるで昔のポルノ映画のようだ」と揶揄されるほどの露骨なフィルター(ぼかし)とライトを頑固に使い続ける。よくも悪くも?個性的でエネルギッシュな振る舞いで注目されてきたのが、Lake候補なのである。

双方の支持者も、それぞれに自信満々である。

民主党支持者は「Lakeの負けだ」、共和党支持者は「Lakeが勝つ」と、信じて疑わない。

さてここから、宣言通りの巻き返しが一気に来るのか。それともHobbs候補がリードを保ったまま勝ち切るか。

どちらに勝ってほしいと思うわけではないけれど(いや、どちらかといえばほんの少しHobbs候補寄りかな...)、どういう結末になるのか、とても気になる。

余談だが、先日行われたLake候補のプレスカンファレンスで、なぜか紛れ込んでいたNHKの記者が質問する一幕があった。慣れない様子で、ヘラヘラと笑いながら子供じみた質問をする記者に、困惑しながらも雄弁に回答したLake氏だが、その後の質問者に「政策に関する質問をありがとう」とわざわざ感謝していたのが印象的だった。スポーツ選手などへの質問でもよく思うことだが、日本のメディアの記者(特に大手のTVメディア)というのは本当にいろいろな意味で程度が低いなあ…と恥ずかしく残念に思う。

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。